三浦銃弾 〜第1回 三浦半島縦断トレイルラン大会 [ランニング]
2月19日(土)
第1回 三浦半島縦断トレイルラン大会に出場してきました。
港南台から真南に、いくつもの山を超えながら駆け抜け、
三浦海岸に至るまでの42Km、制限時間8時間のトレイルランニング。
BW+R いつものメンバー、HK,Sho,H.Kosugeの3名。
背中のリュックには、ドリンク1.5L,ジェル5個,おにぎり,あんぱん,スニッカーズ,チョコ,塩,そして、命のコーラ500ml。エイドステーションには水と食料も用意されているとのことでしたが、心配なのでいちおう多め。
完走目標のファンラン覚悟だったのでデジカメも持っていくことに。
コースには、CP-1〜CP-13のチェックポイントと第1関門〜第4関門があります。
噂では、地図とコンパスを頼りに進まないと行けないとか、試走してないと迷ってしまうという話だったので、試走をしなかった僕は不安でした。が、試走した方々のおかげでしょうか。周囲のランナーに付いていったら案外スムースに行けました。
わかりにくい要所には係員も立っていたので、用意した地図もコース写真もまったく手にとることはなかったです。
まだまだ先は長いというのに、下り坂で滑って転んで尻もちついて、その拍子に左手をグキッ!
人差し指,中指,薬指の3本が完全に90°逆向きに折れ曲がり・・・もう戦意喪失、意気消沈。
・・・リタイアしたい。
ロッククライミングのプレイスポットを通ります(我々は登ったりはしないですよ)
他のトレイル大会にはないユニークなコースのひとつでしょう。
捻挫した左手がジンジンするのを我慢しながらなんとか進んできたけれど、この後さらにやる気を失う事が起こりました。
梯子を上っていた時、先を急ぎ過ぎたせいで前のランナーの足蹴りが右目を直撃。
一瞬にして眼の前が真っ暗になり、目が開けられなくなって。
泥が入ったのをドリンクで洗い流してみたものの、まだ霞んで見えず・・・
とりあえず右目が見えないまま前へ進む・・・もォヤダ。
どうやらコンタクトレンズが瞼の裏に入り込んでいるようで、視力が戻らない。
住宅地に出たので、停めてあった車のバックミラーで目の中を探してみたら、、あった!
慎重に指でずらして黒目に合わせると、ようやく明るくなって眼の前が開けてきた・・・だが、5秒もしないうちにまた見えなくなる。
おかしいと感じながらも行くしかない。仕方なく走りだす。
ゴロゴロした違和感も変わらず。だんだん耐えられなくなってくる。また民家が見えてきたので車のミラーを探す。
瞼の裏にもぐり込んだコンタクトを引っぱり出し、意を決して外してみたら・・・
お月様が欠けた様にちぎれていた。
遠近感を失っては足下がうまく見えない。この先行ける気がしない。
まだ半分以上もある。もはや絶望的・・・完全に心が折れた・・・
もうほんとにリタイアしたい。。。。。
写真を撮る気力も失って。
こんな景色も、まったく感動がありませんでした。
途中のCP-6を過ぎた辺り、ひとりで応援してくれていた吉田美和似のコが可愛かったのを左の目尻で捉えて(笑)ちょっとだけ心のオアシスを感じた瞬間。
最後の関門を通過したのが制限時間の5分前。
ラストの海岸2Kmは長かったー。
それでも気持ち的には「おれは男だ!」の森田健作のつもりで(笑)
「吉川ク〜ン!おれは千葉県知事になったよ!」と、心の中で竹刀を振り下ろしながら駆け抜けました。
7:33:15 なんとか完走。
体の疲れなんかよりもう、手を痛めたのと目が見えなくなったことがずっと影響して。。
ぜんぜん楽しめなかったなぁ。。。
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捻挫した左手。みごとに腫れてます。
完走したらコレをしようと楽しみにしていたものがあります。
「寅さんを観ながら、ゆったりワイン」です。お気に入りの微発泡赤「ランブルスコ」
血行が良くなり過ぎるので、捻挫している時はお酒は控えなきゃいけないらしいんですが、
そんなの関係ねぇ!ですよね。