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エビ印 [仕事]

去る6月17日〜19日の3日間、東京ビッグサイトで『第32回オートサービスショー』が開かれました。
きょうはその出展者・エビ印で知られる工具メーカー『株式会社 ロブテックス』についてのレポをお届けします。

ちょっと長いですけど、最後まで読んでいただけるとうれしいです。
工具の良さやおもしろさが、ほんの少しでも伝えられたらいいかなと思っています。

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こちら『株式会社 ロブテックス』のブースにおじゃましました。

ロブテックスといえば「リベッター」
「リベッター」とは「リベット」を締め付けする工具。
「リベット」というのは下の写真の様な穴の開いた締結部材のこと。
こんな穴の開いたネジみたいので留められているのを見たことがあるかとおもいます。
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注目の展示はこの「エアーリベッター」
特徴はなんといっても軽い!超軽量!
フレーム、シリンダーにマグネシウム合金を使用することで従来より約15%以上軽量化しています。

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こちらは「アタッチメントリベッター」
お手持ちのインパクトドライバーにかんたん装着でリベッターに!
ロブテックス独自の技術。

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さっそく実演してもらいました。
裏側に手が届かない所など、表面からワンアクションで留めることができます。

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裏側でしっかり留っていることがわかりますか?
写真のように、ボルト・ナットの形状をしたリベットがあるのも、このロブテックス製品の特徴です。

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「ホールレスリベットシステム」NEW!
こちらは、溶接に換わる締結ツール。

ホールレスリベットシステムとは、主なものとして
下穴なしで母材を締結することができます。
2枚重ねの鋼板の、受側母材を貫通することなく留められます。
母材とは、溶接で溶接される材料や、表面処理で処理される材料のこと。)
クリーンな作業環境
溶接のような飛び散る微粒子や、製造工程で出てくるスクラップ(廃金属)が発生しません。

ホールレスリベットのメリットは、
【スポット溶接と比較して】
後処理不要/メッキ鋼鈑や塗装鋼板に使用可能。
異種金属の接合が可能
作業環境改善/火花や煙・電磁ノイズが発生しません。

【ブラインドリベットと比較して】
下穴加工・位置合わせ不要/工数削減が可能!
高い水密性/受側母材を貫通しないので、締結箇所から漏水しません。

溶接に比べてメリットがたくさんありますね。
例えば、塗装した鋼板を留めたい場合、溶接だと、溶けた部分を埋めたり磨いたり、また後で塗装し直すなどの表面処理をしなければいけなかったりと手間が掛かります。
また、溶接できない金属同士もありますし。

これなら作業工程がスムース!現場もクリーンに保てそう。

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「ブラインドリベット」たくさんの種類があります。
リベットは様々な製品の組立に利用できます。
片側からワンアクションでガッチリ締結できるので、作業の省力化や生産性がUPします。

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感情線を見てみると...優しくて思いやりのある人のようです。結婚線は...んっ?!.....

こちらは「STロック」
飛行場などの建築施設や、内装工事で使われる軽量鉄骨の締結、自動車・トラックのパネルなどにも使用されているとのこと。

リベット・・・身の回りで使われている所を探してみるのもおもしろいですね。

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エビ印工具を代表するプロダクト「モンキレンチ」
バリエーション豊富です。

右下に写っているのは「シャコ万力」というそうですが、あのシャコエビの背中の丸みに由来するものかと思いきや、そうではないようで。
ならば、シャコの一度食いついたら離れないその力の強さから名付けられたものなのか?http://ja.wikipedia.org/wiki/シャコ

調べてみると、どうやら“Shake Vice”(にぎり万力)が語源のよう。Viceは万力。
Shakeが訛ってシャコになったと。
Shackle シャックル(拘束具)が訛ったもの、しっかり結びつけるから、といった説も。

万力、恐るべし。。万力。

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“ 機能=高機能+美しさ ” まさに!
MADE IN JAPAN!!
世界に誇れる日本の技術。ジャパンクオリティー!

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エアーリベッターの他にも、電設工具や作業工具の数々が展示されていました。

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ラストにご紹介するのは「ネジアンギラス」
プライヤの口先に小ネジ外し機能が付いた優れもの。

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さてこの「アンギラス」
その名の由来は、ウルトラセブンに出てくる怪獣「アンギラス」から取ったものだそう。
口をガバァーッと開けた様があの「アンギラス」に似ているからだとか。
写真の画像を見ると、たしかに言われてみればそう見えます。
(怪獣アンギラスの画像はググって見てね)

そう考えると、工具の名前って見た目でイメージできませんか?
どれがペンチ?で、どれがプライヤ?、、、違いがわからない方はこれでどうでしょう?

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ペンチっ!          ニッ パー!         プライヤ

口を開いたり閉じたり、それぞれ顔に似た表情がありますよね。
わからない?!・・・まぁいいでしょ。


この度は貴重なお時間お付き合いくださいましてありがとうございました。

最後にもうひとつ、
ROBSTERエビ印工具が「エビ」をブランドに採用したその理由とは?

「日本で海老は縁起が良いもの。海老のように腰が曲がるまで使える丈夫な工具を!腰が曲がるまで長く使って欲しいという思いを込めています」

道具というのは、一度買ったら、失くさない限りずっと使うもの。
使って満足できるもの、長く付き合える良い道具に出逢えたら幸せでしょう。
100円ショップなどでも充分コト足りてしまう世の中ですが、良いものを手にする喜びをぜひ味わって欲しいと思います。


いい道具は一生モン。
僕も、腰が曲がるほど老いるまで、自分の“道具”が使えたらいいな。


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