走る

週末、走ることに決めた。皇居4周。 
距離にして20kmほど。ハーフマラソンの距離だ。 

走らなければならない。オレには使命がある。 
オレが走らねば、この地球がとんでもない事になってしまう！（なに？とんでもないことって...) 

子どもの頃、道を歩きながらひとりで勝手に空想していた。 
「あの信号を渡る時、青にならなければオレは死ぬ！」とか、 
「この線の上を歩いて、はみ出たらオレの負け！（誰に？）」 
「ウチに500歩ちょうどで着かないと、大地震がくる！」 

誰でも経験はあるだろう。自己脅迫観念というやつだ。 

大人になっても、嫌なことを目の前にするとつい考えてしまう。 
「大爆発」や「サリン大量噴射」なんて、日常茶飯事で起きそうだ。 

ちょっと辛そうな時は、こうして自分に言い聞かせるとよい。 

かと思えば、目の前に自分が欲しいニンジンをぶら下げることもある。 
「これが出来たら100万円！」 
というやつである。 

何かをやり遂げなければいけない時、 
この仕事はどんなことがあっても成功させる、なんて時は決まって空想ニンジンの登場だ。 
僕の場合、いつも頭に浮かぶニンジンがあるのだが、これは言えない（笑）。 

過去にハーフマラソンに出場したときは、 
頭の中で「大爆発」と「100万円」のオンパレード！ 
そんなことを考えていると、苦しいのを忘れて時間が経ってくれる。 

皇居4周20km。42.195kmといきたいところだが、あせらずに、階段は一歩ずつ上ればいい。 

何を考えて走ろう？目標に向かってまっしぐら。 
走り終えたら・・・・・

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