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Re:音楽は必要なのか [音楽]

こんなブログを目にした。yodiesこと、音楽家 依田和夫氏のブログである。

音楽を生業としている友人もいるだけに、とても考えさせられる内容だ。



 先日、作曲家で音楽プロデューサーの加藤和彦さんがお亡くなりになられました。 僕に取って加藤さんと言えば 「ザ・フォーク・クルセダーズ」というより「サディステックミカバンド」でした。 その加藤さんが残した手書きの遺書には、 きれいな字で「本当に世の中は音楽を必要としているのだろうか?」 と書かれてあったとか。 その言葉がずっと今日一日頭の中から離れなかった。先日、小室哲哉氏が自らの著書の出版会見で 「音楽作家がいかにして食べていくべきか」と 音楽家の身の振り方を危惧されたように、 今音楽業界を取り巻く環境は悪化の一途をたどっている。 オリコンのチャートを見てもそれは一目瞭然。 みなさんは今月CDを何枚買ったでしょう? ダウンロードが当たり前、音楽はただ同然、そのような風潮が現代社会を席巻している。みんな口を揃えてこう言うだろう。音楽は無くならないでしょ?鳩山首相は友愛の精神を掲げておられます。 音楽も愛だと思う。 スティービーワンダーはこう言う心を尽くして人を愛せと・・・・。 もちろん僕に取って心とは音楽である。 加藤和彦さんのご冥福を心よりお祈りいたします 依田和夫


1曲150円で売られる楽曲。

違法でダウンロードされる音楽・・・・・

現実は、アーティストに対しての利益がどんどんなくなっている。


「音楽」

人生になくてはならないモノの価値を、いま真剣に考えなければいけない。

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コメント 10

mirai

その通りだと思います
音楽の価値は、アルバムだからこそあると思うんです。
10曲の楽曲の中には流れや思い入れがあるのだと思いますが、自己満足の為に無料でダウンロードしたり、違法な手段で販売したりと・・・
正直今の音楽業界にはガッカリしています
たぶん、前にブログでも取り上げたのですが、去る4月にNEWS番組に生出演したユーミンが「こんな今の業界では、本当のアーティストは死んでしまいます。大切なのは売り上げだけじゃないんですよね。だからこそ、今回は敢えて10曲のアルバムを作ったんです。今この業界で道を迷っている若者達にこそ聞いて欲しいアルバムなんです。自分を大切にして欲しいんです。(・・みたいな文章でした)」
って、言ったのを思い出しました。
その通りだと思います
売れる歌と、良い歌は別だと僕は思います。
なんて、むきになっても仕方無いですね(^^)!!
最近僕も気になっていた事なんで、思わずコメントしました


by mirai (2009-10-21 22:03) 

H Kosuge

miraiさん
友人のアーティストとも、この話題について話したことがあります。
アルバムというものに関してはずいぶん環境が変わりました。
同じアーティストの曲を10曲も続けて聴く習慣がなくなってきています。
おっしゃる通り、作り手は思いを込めて曲順ひとつに何度も試行錯誤し、作品の世界観を、10曲という流れで表現することに心血を注いでいるのです。

ただ、僕もこう言っておきながら、CDを買っているかというとそうでもない。
iTunesで1曲買いをすることが多くなっているのも事実です。

これは、音楽業界の環境もさることながら、お金に対する価値観が変わってきていることにも要因があるような気がします。
3,000円、2,000円、という金額そのものの価値に、かなり大きな差が生じているように思われます。
例えば、アルバムに限らず、3,000円のものは買うのを控えるようになりました。
2,980円が1,980円になり、いまでは980円でも出費を考えるようになってしまいました。
アルバムに関して云えば、海外CDの値段に慣れてしまったのもひとつかも知れません。
格安ジーンズや超安フリースが当たり前になり、ワンコインもあれば中古本や中古CDが買えるようになりました。
あらゆるモノが100円出せば買えるようになってしまって、モノの価値というものに対しての感覚がおかしくなってしまったようです。

150円や200円なら、気軽にネットで買える。
iPhoneのアプリの値段を見てもそうでしょう。

世の中の潮流をいかに変えるか?
大きな流れにどう乗るか?
2つにひとつではないけれど、難しい問題がたくさんありますね。
by H Kosuge (2009-10-22 01:27) 

Turbo381

確かに今の音楽を取り巻く環境は、随分と変わってしまいました。シングル曲をつまみ食いするような買い方は、アルバムの価値を相対的に下げていると思います。でも世の中が変わってしまった以上、音楽業界も変わらないといけないのでしょう。その道筋がハッキリしないから、今のような危機的状況になってしまったのかも…なんて思った次第です。
by Turbo381 (2009-10-22 08:07) 

H Kosuge

Turbo381さん
変わらなきゃ、やはり「Change」の時代ですかね。
道筋がはっきりしないから、というのはまさにその通りでしょう。

世の中全体の道筋がはっきりしない。
政治や我々の生活にも言えるんじゃないでしょうか・・・なんて、真面目なこと言ってみました。
by H Kosuge (2009-10-22 12:46) 

chayway

音楽業界だけの問題ではないので、
視聴者のモラルも必要なんですが、
家電業界、メーカー等もパソコン、ネットを利用した動きを
替えることは無いと思います。

時代が移り変わる事を受け入れつつ、アルバムはCD販売のみでダウンロードできない等の対処をとらないと駄目でしょうね。

加藤さんの死を無駄にしないために
by chayway (2009-10-22 19:15) 

チハル

こんばんわ。
初めて訪問させて頂きます。
nice!です♪

やはり、アルバムは全部そろって一つの作品だと私も思います。
曲と曲の間の空気感も必要。
レコードの時代は、さらに、A面とB面の世界もあった。
あのひっくり返す瞬間が、何とも言えず、もどかしかったり、わくわくしたり♪

この記事に触発されて、記事を書きました〜。
よろしかったら遊びにきてくださいね☆
by チハル (2009-10-23 19:56) 

まろり〜な

そうですね。
でも悪い事ばかりじゃないと思いますよ?
私は気になる1曲をダウンロードして、気に入ったらCDを買います。
そしてそのアーティストのアルバムを全部揃える!なんてしょっちゅうです。
いきなりCD・・・は、手を出しにくいかも。
その点、1曲なら買うのに迷わないです。
「きっかけ」になるって事もありますね!
by まろり〜な (2009-10-23 20:30) 

H Kosuge

chaywayさん
世の中には変わらないものがある。それは音楽。
依田氏もそれが云いたかったのだと思います。

誤解を恐れずに申し上げると、自殺という行為はすべてを無駄にしてしまうものだという事。
加藤さんの死はたいへん残念です。
by H Kosuge (2009-10-25 13:19) 

H Kosuge

チハルさん はじめまして こんにちは
そうですね。レコードを知る世代にとって、あの魅力が失われてしまった今の状況は少しさびしいですね。
おっしゃるように、もどかしさやわくわく感といったものを楽しむという価値がレコードにはありました。
CDになっても、与えてくれる感動はそこにあった。
ダウンロードしたその1曲にも癒されている。

システムは変わっても、音楽の素晴らしさは変わらない。


アルバムの話題が多くなりましたが、
いま、音楽業界やエンターテイメントの世界では、「ライヴ」が見直されているようです。
by H Kosuge (2009-10-25 14:21) 

H Kosuge

まろり~なさん
それがいちばん理想ですね。
そのアーティストを知る「きっかけ」、それは重要なことですよね。
そういう利用をする人が増えれば活性化につながるでしょう。
1曲ダウンロードはこれからもどんどん活用されると良いと思います。


とても難しい問題なんですけど、例えば、YouTubeは気軽に無料で見られるし、エンタメ世界に出てくるまでの費用、iTunesに出品するまでにかかるマージン、など等があり・・・・・
その1曲の値段のうち、アーティストに入る収入は果たしていくらになるのか?それで生活していけるのか?アーティストに夢は持てるのか?という事なんです。
by H Kosuge (2009-10-25 14:57) 

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